日本電気大型店協会(NEBA)の岡嶋昇一会長は4月22日に都内で記者会見し、「今年4−6月は、液晶テレビの販売が前年同期の3倍もしくは3.5倍以上になる」との見通しを示した。今夏には、アテネオリンピックが控えているため、「瞬間では4倍以上になる時期もあるのではないか」と予測した。
また、昨年は冷夏でエアコンの販売が不振だったが、「今年は順当な暑さが訪れるといわれているため、エアコンの販売増が見込まれる。冷蔵庫や洗濯機も技術革新により需要が増える」と、白物家電機器についても明るい兆しになると見ている。
パソコンについては、「テレビチューナーなどAV(音響・映像)機能を搭載したオールインワンパソコンは好調」であるほか、ホワイトボックスやリユース品などの需要が高まっているという。「お客さんは決してパソコンに対して興味がないわけではない」と強調した。
一方、ポイント還元や価格競争など競合他社との「消耗戦が激しくなることが懸念材料」とした。また、デジタル家電の需要拡大とともに、メーカーの生産が追いつかなくなることも危惧しており、「潤沢に供給することを期待する」と訴えた。
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