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データセンターにも強固なセキュリティを--C&W IDCとISSが提携

永井美智子(CNET Japan編集部)2004年04月21日 19時20分
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 ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC(C&W IDC)とインターネット セキュリティ システムズ(ISS)は4月21日、不正侵入検知(IDS)サービスの販売に関して提携したと発表した。C&W IDCのデータセンターを利用する企業に向け、共同でISSのIDSアプライアンスを提供する。

 ISSのIDSアプライアンス製品Proventia A/Gシリーズと、運用・コンサルティングサービスを組み合わせて提供する。これにより、100Mbps〜1Gbpsの広帯域における監視や防御を行う。販売はC&W IDCが行い、ISSはProventiaの設置運用や不正侵入監視オペレーションを担当する。

ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC法人営業部門長代理 兼 営業企画部長の福井享氏

 ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC法人営業部門長代理 兼 営業企画部長の福井享氏は、「近年急速に増えている情報漏えい事件やウイルス攻撃などの情報セキュリティ問題は、被害者である企業を同時に加害者にも変えてしまう。ビジネスの根幹を揺るがしかねない問題だ」と話し、セキュリティ強化の重要性を訴える。ISSとの協力によって高いセキュリティを提供し、「Win-Winのパートナーシップを築きたい」とした。

 ProventiaはISSが2003年7月より販売している。Aシリーズは不正侵入を検知し、ユーザーに通知する。Gシリーズは不正侵入を検知した場合、そのパケットを自動的にブロックする。「Aシリーズは通信を勝手に止めることのできない通信事業者などが利用する」とケーブル・アンド・ワイヤレスIDC サービス企画管理部 課長の岡本健氏は予測した。Proventiaにはアンチウイルスやファイアウォールなどの機能も含んだMシリーズもあり、C&WではMシリーズの展開についても検討中としている。

インターネット セキュリティ システムズ代表取締役社長の林界宏氏

 ISSはIDSサービスを開発した企業として知られる。ただし近年はシマンテックをはじめとするライバル企業もIDSサービスに力を入れていること、企業のIT投資削減に伴って主力製品のソフトウェアの売れ行きが落ち込んだことから、業績が伸び悩んでいた。ISSはC&W IDCとの協力により、アプライアンス製品の販売を伸ばしたい考えだ。インターネット セキュリティ システムズ代表取締役社長の林界宏氏は「C&W IDCもISSもグローバル企業であり、今後は同様のサービスを世界規模で展開したい」と意欲を見せた。

 5月10日からサービスを開始する。販売価格はProventia Aシリーズの場合、初期費用が44万円から、月額費用は39万円から。Proventia Gシリーズの場合は初期費用が48万円から、月額費用が45万円からとなる。

ISS、中間期の業績見通しを上方修正

 ISSは同日、第1四半期の連結決算を発表した。Proventiaの販売が順調に推移したことなどから、売上高は前年同期比19.6%増の10億1776万円、営業利益は同119.6%増の1億3254万円、経常利益は同86.7%増の1億3660万円、当期純利益は同76.8%増の9474万円と、増収増益になった。

 第1四半期の好調な業績を受け、中間期の業績予想の上方修正を行っている。売上高は2月時点の予想値から5000万円増の19億円、経常利益は同4800万円増の1億6000万円、当期純利益は同4300万円増の1億1000万円になると見込んでいる。

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