NEC(金杉明信社長)とシマンテック(杉山隆弘社長)は12月10日、企業向けセキュリティソリューション分野で提携し、NECによるシマンテックの企業向けセキュリティ製品全製品の販売や、両社製品を活用したセキュリティソリューションの共同開発などを行うと発表した。
主な提携内容は、
――の3つ。
「企業向けセキュリティ製品販売での協力」では、NECがシマンテックと包括的販売代理店契約を締結し、
――の5製品を10日から販売開始した。
これによって、NECでは従来から販売しているセキュリティポリシー監査ソフト「Symantec Enterprise Security Manager」などとあわせ、シマンテックの企業向けセキュリティ製品全製品の販売を行うこととなった。
「両社製品を活用したセキュリティソリューションの共同開発」では、両社が有するセキュリティ製品やセキュリティシステムの構築ノウハウを組み合わせ、ウイルス感染やインターネットを介した不正侵入などのサイバーアタック防止を可能とするセキュリティソリューションを共同で開発する。
第一弾として、パソコンのパッチ(改善ソフト)適用情報を自動的に収集・一元管理するNECのサイバーアタック対策システム「CapsSuite(キャップススイート)」や、シマンテックのクライアント用統合型セキュリティソフト「Symantec Client Security」などを連携した、
――の2種のソリューションを提供開始する。両社では、共同開発するソリューションについて、今後3年間に20システムの販売を見込んでいる。
「販売・マーケティング活動などの共同推進」では、シマンテックの要員がNECに常駐し、提案案件の相互紹介や提案対象企業に関する情報共有などを両社共同で推進する。また、技術問い合わせの対応やバージョンアップ情報の提供、障害発生時の調査・対応情報の提供などのサポート提供を両社共同で行う。さらに、共同セミナーの開催や展示会での協力、共同広告の実施など、マーケティング活動や販売推進活動での協力を行っていく。
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