日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月13日、メインフレーム環境からオープンシステム環境への移行を支援するジョブ管理ツールHP OpenView JobCenterの販売を同日開始すると発表した。4月19日に出荷を始める。税込み価格は40万5300円。
同ツールは、異なる種類のOSが混在するマルチベンダ環境に対応しており、環境移行時に必要となるバッチジョブ的な処理を自動的に実行/管理できる。こうした処理の自動化で、作業の省力化と人的エラーの低減が実現するという。
HP OpenView JobCenterを使用すると、ジョブの自動的な実行順序を指定するジョブネットの設定をさまざまな分岐条件の組み合わせで指定できる。稼働日カレンダー機能と実行周期によるスケジュール設定で、ジョブの自動実行が確実に行える。
また、メインフレームレベルのミッションクリティカルな業務処理を行うため、クラスタ構成でのジョブ実行と管理に対応している。分散環境で実行中のジョブは、GUIを使って集中管理できる。
HP OpenView JobCenterのジョブ管理サーバは、HP-UX、Solaris、Red Hat Linux、WindowsR 2000、Windows Server 2003、Windows XP Professional上で動作する。ジョブを実行するサーバは、これらOSに加えAIXにも対応。遠隔バッチジョブ実行用の標準プロトコルであるNetwork Queuing System(NQS)をベースとしているので、メインフレームを含むNQSプロトコル対応OSプラットフォーム/製品とのジョブ連携も可能。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス