日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月8日、SAN環境を構築する際の各種情報をまとめた同社の「SANデザインガイド」とSANスイッチの相互接続情報をウェブサイトで公開すると発表した。情報公開により、「SAN環境の将来の拡張性を保証し、顧客の投資を保護できる」(同社)。
SAN環境を増改築する場合、既存のSANスイッチと新規SANスイッチが異なると接続性が得られない可能性がある。「このため多くのSAN環境では、接続性を確保するため必要以上の大きさを持つSANスイッチを導入するか、既存SANスイッチと同じSANスイッチを導入せざるを得ない」(同社)
そうした状況に対し、同社はさまざまなSANスイッチの接続性を検証し、結果を公開する。この情報とSANデザインガイドを参照することで、相互接続性が保証されたSANスイッチ導入が可能となる。さらに、効率のよいSAN環境構築や投資保護といったメリットも得られるという。
また、同社は同日、SANスイッチ製品系列をHP StorageWorks SAN Director/Switchの新製品6モデルとCisco MDS 9000ファミリ新製品3モデルで一新するほか、DAT72を搭載したオートローダ「HP StorageWorks DAT72 x 6オートローダ」の新製品2モデルを発表した。
HP StorageWorks SAN Directorは128ポート構成のハイエンド製品。同Switchは8ポートまたは16ポートのエントリー向け。いずれの製品も、ポート当たりの転送速度は毎秒2Gビット。
HP StorageWorks DAT72 x 6オートローダは、DAT72データカートリッジを6巻搭載できる装置。2:1圧縮時の記録容量は最大432Gバイト、転送速度は毎時21.6Gバイト。
各製品の価格と出荷開始時期は以下の通り。
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