NECエレクトロニクスと山形日本電気は4月5日、NEC山形の本社工場敷地内に半導体の工場棟を建設すると発表した。
新工場棟の建屋面積は約1万1500平方メートルで、300ミリラインを構築中の工場棟に隣接して建設される。この新工場棟に300ミリウエハ処理ラインを導入すると、最大月産約1万枚の処理が可能な工場となる。新工場棟の着工は5月、竣工は12月を予定しており、建設費はクリーンルーム構築費用を除いて約50億円となっている。
NECエレクトロニクスと山形日本電気では、NEC山形の既存工場内に直径300ミリのウエハ4000枚/月を処理可能な生産ラインの構築を進めている。今回の新工場棟は、このラインを拡張する形となる。
NECエレクトロニクスでは、「今回の新工場棟建設は、柔軟な設備搬入を行うための施策で、新工場棟建設により、今後は需要に見合ったタイムリーな設備搬入が可能となる」とコメントしている。
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