松下電器、軽量のワイヤレス対応液晶プロジェクタを発表

永井美智子(CNET Japan編集部)2004年03月29日 19時26分
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 松下電器産業は3月29日、業務用の小型プロジェクタ「シリウスJr.」の新製品として、4台のPCから同時にデータをワイヤレス送信し、1つの画面に表示できる「TH-LB10NT」を発表した。A4サイズで重さは2.2kg。希望小売価格は41万7900円(税込)で、4月20日より販売する。

 業務用・民生用のプロジェクタは年率約25%で市場が拡大しており、2003年度の世界市場規模は約240万台、国内市場規模は約20万台と見られる。松下電器によると同社のシェアは世界市場で約8%、国内市場で約9%。松下電器は業務用、ホームシアター用のプロジェクタ事業を手がけており、同事業の売上高は300億円超という。

シリウスJr.の新製品「TH-LB10NT」

 プロジェクタ市場をめぐっては、国内家電メーカーだけでなくデルやHPなどのPCベンダーもさまざまな製品を投入している。松下では今まで上位モデルにしか付けていなかったワイヤレス機能を普及機にまで拡大することで差別化を図る考えだ。

 松下電器産業 パナソニックAVCネットワークス社 システム事業グループ プロジェクタSBU ビジネスユニット長の馬渕則行氏は「ノートPCと無線LANの普及によって、プロジェクタもワイヤレス化してほしいというニーズは高い」と説明。2005年までに国内市場シェアを20%にまで高めたいと意気込んだ。

4台のPCの画面を同時に表示できる。画面は4分割表示も可能だ
(クリックすると拡大されます)

 TH-LB10NTではIEEE 802.11bに対応する。最大4台のPCからリアルタイムにワイヤレス送信し、同時に画面に表示することが可能。ワイヤレス送信用の専用アプリケーションをPCにインストールすれば、起動するだけで自動的にネットワーク設定が行われるという。電源を入れてから出力までの時間は約5秒と高速化した。

 大きさはA4サイズで横幅29.7cm、高さ6.5cm、奥行き21cm。光出力は2000lm。解像度は1024ドットx768ドット。月産台数は1000台を予定している。

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