沖電気工業とアクシスソフトは3月29日、企業の基幹システムをウェブシステムに移行させるソリューションの提供で業務提携すると発表した。システム構築は沖電気が担当し、2004年6月にソリューション提供を開始する予定。
両社によると、企業システムにおいて、ホストコンピュータやクライアント/サーバなどの環境で構築した基幹システムをウェブシステムに移行させることの需要が高まっている。ウェブシステムは、ウェブブラウザさえあればアプリケーションが利用できるので、クライアントの維持管理が容易になるという。ただし、操作性や表現力、応答性の低さが課題で、「JavaアプレットやJavaScriptなどで解決を図ろうとすると、開発効率や性能が低下する」(両社)。
そこで、両社はアクシスソフトのリッチクライアント製品Biz/Browserを、沖電気が提供する日本BEAのBEA WebLogic ServerやBEA Tuxedoといったウェブトランザクションシステムに適用し、業務アプリケーション市場向けソリューションを開発する。これにより、「操作性や応答性を損なうことなく、基幹システムをウェブ環境に移行できる」(両社)という。
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