両手でクリック?--スペースシャトル開発から生まれた「二刀流」マウス

David Becker (CNET News.com)2004年03月26日 11時30分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 カリフォルニア州サンノゼ発--周辺機器メーカーのLogitechから独立した子会社が、両手を使ったコンピュータ操作の普及に力を注いでいる。

 3DConnexionは、通常のコンピュータマウスを左手で補うさまざまな入力デバイスを販売している。こうしたデバイスは、たとえばAdobe Photoshopなどのデザイン用プログラムや、Alias WavefrontのMayaといったモデリング用アプリケーションで、スクリーン上のオブジェクトの位置を制御するのに利用できる。デザイナーは、こうしたデバイスを使うことで、「view」モードと「create」モードをしょっちゅう切り替えずに作業できるようになる。

 3DConnexionのマーケティング担当バイスプレジデント、Niraj Swarupは、サンノゼで開催中の「Game Developers Conference」での技術デモンストレーションの合間に、「作業の仕方がずっと自然になる。別々だった事がらが、平行して行なえるようになった」と述べている。

 コンピュータマウスなどの入力デバイスの大手メーカー、Logitechは3年前、米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルの制御用ロボットアーム開発技術を活用するため、3DConnexionを子会社として独立させた。3DConnexionはSpaceMouse、SpaceBallなど4タイプのポインティングデバイスを製作しているが、これらはみな標準的なコンピュータマウスやトラックボールと共に作動するよう設計されている。

 どのデバイスも、3次元空間内をより広く動ける小さなジョイスティックのようなもので、スクリーン上のあらゆるオブジェクトの操作に用いられる。マウスを持つ手は、マウス以外の操作をする必要がない。

 3DConnexionのデバイスは、同社が開発したドライバのあるアプリケーションでしか利用できない。同社は最初、AutodeskのAutoCADなどの設計・エンジニアリングプログラム専用に、こうしたデバイスの開発を進めていたが、後にPhotoshopや3DS Maxなどのグラフィックデザインプログラムにも対応するようになった。同社ではまた、表計算ソフトをさらに快適に操作したいユーザー向けに、Microsoft Officeもサポートしている。

 SpaceMouseなどのデバイスがあれば、デザイナーの生産性が大幅に向上するだけでなく、プロジェクトの作業でメニューをクリックする回数を最小限に減らせるので手首の酷使を避けられる、とSwarupは述べている。「ほとんどの間、何もしていない片方の手を使えるようになれば、はるかに効率が上がるはずだ」(Swarup)

 Swarupによると、デザイナーが3DConnexion製デバイスに利用方法に熟達するまでには、通常2、3日かかるという。同社が無料評価期間を設けているのは、このような理由によるとSwarupは説明している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加