新たに発表された調査結果によると、たいていの人間は自分のオフィス空間にワクワクしておらず、多くの人にとって、この問題は感情を左右するものだという。
コンピューター周辺機器を提供するスイスのLogitech Internationalが行った調査によると、事務職の42%が自らの仕事場の環境をCランクと評価したという。また自分の小部屋やオフィスをDと評価した人は10%、Fと評価した人は4%で、逆に最高のA評価を与えた人間はわずか6%だった。Logitechは米国の事務職1003人を対象にこの調査を実施し、先週その結果を発表した。
この調査によれば、回答者は1週間に平均37.5時間を個室、小部屋もしくは共有空間で過ごしているという。Logitechでは、回答者の評価の平均が2.3点となり、これはC+に相当すると述べている。
回答者のうち、女性のほぼ半数(46%)と男性の32%が、自分の感情の有り様が仕事場の環境と緊密に結びついていると回答。さらに、65%の回答者がオフィスや作業エリアの設計は、リビングルームの設計と同じぐらい重要だと答えている。
自分のデスクに安全面での危険があると回答したのは7%で、一方自分の仕事場が恥ずかしい状態にあると回答した人は6%だった。また自分の仕事場を母親に見られたくないと答えた回答者が9%いたとLogitechは述べている。
不快な点のトップにあげられたのはプライバシーの欠如で、その他多くの人が「収納スペースの不足」「窓がない」「ちらかっている」などを、イライラの元として挙げている。
自分が使うコンピューターの周辺機器をもっと自分で選びたいと答えた回答者は23%、また自分のコンピューターシステムを選ぶ際にもっと自分の意見を聞いて欲しいと考えている回答者が30%に上った。
Logitechは、さまざまワイヤレスキーボードやマウスなどの製品を提供しているが、この3月に「小部屋改装コンテスト」を行う予定だ。最優秀賞に輝いた人はプロの設計コンサルタントのアドバイスを受けられ、賞品として530ドル相当の家具を受け取ることになっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス