Microsoftが、スモールビジネス向けのウェブサイトを刷新した。この分野は、同社が大きな収益を期待している市場だ。
同社は23日(米国時間)、従業員が少なく、IT導入があまり進んでない企業のニーズに応えるウェブサイト「Small Business Center」についての発表を行った。
このサイトは、豪、日本、カナダ、スペイン、英国では今月はじめに立ち上げられており、また仏、独、伊、蘭、米国の各国でも今後で利用できるようになる予定。各国のサイトは2004年下期にそれぞれ立ち上げの発表を行うことになるとMicrosoftは述べている。
Microsoftは昨年、総額20億ドルをつぎ込んで、中小企業顧客の獲得に真剣に取り組んだ。こうした企業の支出額は、個別にみれば多くはない。だが、従業員1000人以下の企業のIT分野への支出総額は約4200億ドルに上ると、Microsoftは説明している。
Small Business Centerは、各社に合った助言を行い、カスタマーサポートの選択肢を与え、Microsoftの製品やサービスに関する情報を提供するもので、同社のbCentralというポータルの代わりとなる。bCentralもまた、スモールビジネスを念頭に置いて設計されたもので、7カ国でサービスを提供していた。
Microsoftによると、今回の変更は顧客からのフィードバックに応えるものだという。
「製品やサービスに関する情報を一カ所で入手できるようにしてほしいという顧客の要望を耳にしていた」と、Microsoftでスモールビジネス担当のバイスプレジデントを務めるSteven Guggenheimerは、発表した声明の中で述べている。
なお、この市場に向けてMicrosoftが投入しているアプリケーションには、Windows Small Business Server 2003やOffice Small Business Editionがある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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