BEAシステムズ、SOA普及を目指す「Project Sierra」プログラムを計画

Martin LaMonica (CNET News.com)2004年03月22日 11時34分
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 BEA Systemsは、最先端技術好みの顧客に同社Javaサーバソフトウェアを利用してもらうプログラムを展開する。

 BEA幹部によると、同社は今後数カ月のうちに、顧客教育や、製品の強化、技術的ガイドラインなどからなる「Project Sierra」というプログラムの詳細を発表するという。このプログラムの全体的な目標は、サービス指向アーキテクチャ(SOA)が持つビジネス上の価値をわかりやすく示すことだ。SOAとは、企業のコンピューティングシステムにより多くの柔軟性をもたらす設計アプローチを指す。

 またCNET News.comが入手した情報によると、BEAでは自社のJavaサーバソフトウェアシリーズ「WebLogic」のアドオン製品や、モバイルアプリケーション構築ツールなどの開発にも取り組んでいるという。このモバイルモジュールは、携帯端末を使ってワイヤレスネットワークに断続的に接続するような環境を想定したJavaプログラムの開発を支援するツールになると、同社幹部は話している。

 BEAはSOA構築用ソフトウェアの市場をめぐって、他の開発ツールやミドルウェアメーカーらと戦いを繰り広げている。アナリストらによると、SOAの設計アプローチを実装する企業が現在徐々に増えているという。

 SOAという考え方自体は何十年も前から存在するが、ビジネス上の理由と技術的理由の両面から、SOAが採用されるケースが増えてきているとアナリストらは指摘する。企業顧客はコスト効率の高いコンピューティングシステムを求めているが、Webサービスの採用が進んだことで、SOAに最適な開発ツールも広く出回るようになっている。

 BEAはProject Sierraで、SOAをめぐる議論の焦点を、ビジネスアプリケーションを動かすのに必要な技術面の事柄から、この技術がビジネスにもたらす価値に移したいと考えていると、同社の開発者向けマーケティング担当バイスプレジデント、Cornelius Willisは述べている。

 顧客に最先端技術の採用を促すことは、BEAの製品戦略にとって重要な意味を持つ。同社は最新技術の利用に比較的積極的な顧客にアピールするほうが、IBMやOracleなど他のJavaソフトウェアメーカーに対する競争力が強くなる、とWillisは述べている。

 Project Sierraには、サービス指向アプリケーションを構築する上での技術的ガイドライン、「パターンとベストプラクティス」が含まれる。同社はまた、WebLogic Workshop開発ツールの機能を強化し、いわゆるビジネスプロセス管理(BPM)機能を追加するとWillisは説明した。

ビジネスプロセス管理システムは、ビジネスアナリストがビジネスプロセスを視覚的にモデル化したり、ビジネスワークフローを監視したりするツールを提供するもの。BEAでは現在、WebLogic Integration製品シリーズの一部として、ビジネスプロセス管理ツールをいくつか販売している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。

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