米BEA、サービス事業に進出

 米BEA Systemsは8日(米国時間)、同社の最新ソフト製品の採用を促すために、コンサルティング、教育、サポートに特化した新しいサービスの開始を発表する。

 この新サービスはBEAのWebLogic Platform 8.1にフォーカスしたもの。WebLogic Platform 8.1は、ビジネスアプリケーションの構築、統合、管理を行うアプリケーション・サーバを中心としたソフトウェア群で、今年前半に出荷開始されている。

 この新サービスには、顧客企業が必要とするデータやアプリケーション統合の評価を、BEAのコンサルタントが支援する評価サービスが含まれる。BEAワールドワイドサービスのプレジデント、Tom Ashburnによると、評価には3〜5日を要し、価格は2万1000ドル程度という。同社はまた、WebLogic Platform 8.1を中心とした教育カリキュラムも発表する。このカリキュラムは、開発者やシステム管理者など、社員の役割に合わせて設計されたもの。新しいサポート製品には、ヘルプ機能としてオンラインチャットサービスも提供される予定だ。

 調査会社米Forrester Researchの業界アナリスト、John Rymerは、BEAの新サービスは同社の戦略変更を意味するものではないという。Rymerは、以前との大きな違いは、特定ソフトウェア製品をより包括的なパッケージにバンドルしていることだと指摘する。

 Rymerは、BEAがこの新サービスに興味を示す顧客を、すぐに見つけられるだろうという。システム統合サービスを提供する米Accentureのような他のベンダーは、通常ERPプロジェクトのようなハイレベルのビジネスアプリケーションを取り扱うことを好むが、しかし「本当にフォーカスしたいと思っているのは、新しいアプリケーションだ」とRymerは語る。

 BEAのソフトウェアは、IBMの製品と競合している。IBMは大規模なサービス部門を擁し、広範囲なサービスラインナップを持つ。BEAのAshburnは、BEAのソフトウェアにフォーカスしたサービスのみを提供することから、顧客に十分アピールできると主張する。「スタンドアローンのサービス事業を構築するつもりはない」(Ashburn)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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