Microsoftは来週、プログラマ向けにVisual Studio 2005開発ツールの暫定バージョンを提供するほか、サーバベースの音声認識ソフトウェアをリリースすることを計画している。
Microsoft会長のBill Gatesは、サンフランシスコで24日(米国時間)に開催されるデベロッパーカンファレンスで、Visual Studioと音声認識技術、そしてモバイルアプリケーション開発に関する基調講演を行なう予定だ。
Microsoftはこのカンファレンスで、主力開発ツールの大型アップデートとなるVisual Studio 2005の最新「技術プレビュー」版を配布すると見られている。同社は先週、Visual Studio 2005のリリースが来年前半に延期されることと、今後数カ月中にテストプログラムを開始することを発表している。
また同社は、Windowsアプリケーションに音声認識機能を統合するサーバソフトウェアMicrosoft Speech Server 2004も、この開発者カンファレンスで発表する計画だ。
さらに同カンファレンスでは、.NET Compact Framework 2.0のより詳しい情報も明らかになると、同社関係者は述べている。
.NET Compact Frameworkは、Bill Gatesが1年前に開発プロジェクトを立ち上げた、Webサービスアプリケーションをハンドヘルド機器で実行するのに必要なソフトウェア基盤だ。.NETソフトウェアは、開発者が専用ツールを使わなくても、一般に利用されているMicrosoft Visual Studio.NET 2003でアプリケーションを構築できるようにするもの。
.NET Compact Framework 2.0は、MicrosoftのSmartphone OSなどのハンドヘルド用オペレーティングシステム(OS)で稼働するよう設計されている。Microsoftによると、このバージョン2.0では、開発者の生産性を向上させ、高速なアプリケーションを構築できるよう改善が施されているという。現在、Visual Studio.NET 2003を使用している開発者は、.NET Compact Frameworkソフトウェアを利用して、Pocket PCやWindows CE などのOSで稼働するアプリケーションを構築している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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