米マイクロソフトに音声認識ソフトの噂

 米マイクロソフトが開発を進める、Pocket PC端末向けの、音声認識機能を付加する新しいアプリケーションの詳細が、ネット上に漏れ出している。

 同社は9月に、「Voice Command」というソフトウェアのベータテスターを募集し始めた。このソフトはPocket PC端末およびSmartphoneに追加するアドオンである。テスターに送られた情報によると、このソフトを使って、端末機器のもつすべての基本的な機能を、マイクに話しかけることでコントロールできるという。

 Microsoft関係者の話では、同社はHandangoという携帯端末用ソフト販売に特化したウェブサイトで、このソフトを来週から発売する予定だという。しかし、Handangoは一足はやく、先週このソフトの詳細と価格をウェブサイトで公開してしまい、その結果Pocket PCファンの間でこの話が広まっているという。

 Handangoによると、このプログラムの価格は40ドルで、すでに販売中と同サイトには記されている。ただし、プログラムをダウンロードしようとしたところ、エラーメッセージが出てしまった。

 Handangoサイトに掲載された説明によれば、Voice Commandのユーザーは、音声コマンドを使って、カレンダーや連絡先リストを参照したり、電話をかけたり、アプリケーションを立ち上げるなど、Pocket PCの基本的な機能を全て動かせるという。このソフトはまた、 Microsoft Media Playerの携帯端末向けのバージョンを統合しており、デジタル音楽の再生も音声コマンドで可能という。

 米IBM、Microsoftなどの各社は、音声認識技術の開発にかなりの額の投資を行ってきている。マシンを動かすためのインターフェイスとして、音声システムのような自然なものを提供することで、コンピュータの能力を前へ進めたいというのが各社の希望だ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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