MSN MessengerとHotmailが米国時間12日午前から断続的に アクセスできなくなっていると顧客の苦情を受けて、Microsoftはこの問題の調査を進めていると、同社の関係者が語った。
インターネットパフォーマンス測定サービスのKeynote Systemsによると、HotmailウェブサイトをはじめとするPassport対応の各サイトには、2回に1回しかうまくアクセスできなくなっているという。通常、これらのサイトには100%アクセスできる。
Microsoftはこれらの問題の原因がPassportであるとは特定しなかったが、Keynoteのシニアアナリスト、Roopak Patelによると、この問題は同社のインターネットIDサービスが抱える問題で説明が付くという。
「(Passportが原因の)問題なら、(Microsoftの)さまざまなサイトで同じ影響がでる」とPatelは述べ、さらに「ただし、インターネット全体としては大した影響ではない」と付け加えた。
Passportはこのところ安定して稼働しているが、しかしMicrosoftのこのIDサービスはこれまで何度も問題に遭遇していた。
約1年前には同システムの欠陥から、電子メールアドレスさえあればアタッカーが顧客情報にアクセスできるようになってしまうという問題が発見された。また、同システムのセキュリティ関連の欠陥によって消費者の金融データが危険にさらされるという問題が起こったこともあり、Microsoftではこの時データの盗難を防ぐためにWalletサービスの閉鎖を余儀なくさせられた。
なお、Microsoftでは今回の問題が顧客データに影響を及ぼすとは考えていないと、先の関係者は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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