大日本印刷は3月10日、大型液晶テレビやプラズマディスプレイパネル(PDP)などの薄型テレビ向け反射防止フィルムの生産能力を4倍に拡大すると発表した。2006年度の売上目標は500億円。
大日本印刷では、今年2月から岡山工場で3本目のラインを稼働させており、世界最大の月産400万平方メートルの生産能力となっている。さらに、2005年5月までに新棟を増設し、4本目のラインを確保する予定だ。4本目のラインは、約50億円を投資し、従来機に比べ2倍以上の生産能力を持つ。この結果、月産800平方メートル以上となり、表面機能性フィルム世界市場の約75〜80%を占める。
液晶ディスプレイなどの最前面に組み込まれる偏光板の表面には、防眩フィルムや反射防止フィルムと呼ばれる、画面への傷つきを防止したり、外光や蛍光灯の光による映り込みや眩しさを抑えて画面を見やすくしたりする機能性フィルムが必ず使われている。また、PDPの最表面にも、前面フィルターと呼ばれるガラスの表面にPDP用反射防止フィルムが使われている。
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