市場調査会社のIDCが米国時間8日に発表したところによると、2003年後半には個人ユーザーがPCチップの売上に貢献したが、半導体メーカーにとって持続的な回復が実現するどうかは、企業の購入にかかっているという。
IDCによれば、今年の成長は、景気上昇や季節的な販売増加を越えた要因に依存し、個人ユーザーと企業ユーザーの両者がどれだけPCを購入するかにかかっているという。IDCはデスクトップ機とモバイル機のセグメントにおける半導体売上が今年は18%成長し536億ドルに達すると予測しているが、これは2003年から2008年の間で最高の年次成長率にあたる。この5年間の複利年成長率は7.8%になり、また同期間の最終年となる2008年の売上は661億ドルになると見られている。
他のセグメントに比べ、モバイルPCチップの売上は急速な伸びが期待されている。IDCによれば、モバイルチップセグメントは複利年成長率16.1%で伸びるという。これに対しデスクトップPCセグメントの見込み成長率は2.9%だ。2003年にデスクトップ用チップの半分しかなかったモバイルPC用チップの売上は、2008年にはデスクトップ用チップとほぼ同じになるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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