バンダイネットワークス、モノリス、イーバレーの3社は、画像加工技術FrameFree(フレームフリー)を携帯電話機向けとして展開するため提携した。3社が2月12日に明らかにしたもの。フレームフリーは、2枚の静止画から動画を自動生成する技術。「今まで携帯電話機上では実現できなかった高画質の動画を使い、さまざまなコンテンツ展開が可能となる」(3社)
フレームフリーは、モノリスが2001年にパソコン上で作った画像加工技術をベースに、3社が共同で携帯電話機向け技術として開発した。複数枚の静止画像間を自動的に補間することで、プロセッサ性能やメモリ容量の制限される携帯電話機でも動画を生成できる。従来の動画圧縮技術は、中間フレームが必要なためデータサイズが大きくなる傾向があった。それに対しフレームフリーは、中間フレームを通常数Kバイト程度のマップデータで置き換えるので、劇的にデータサイズが小さくなるという。
今後3社は、同技術を使った新しいサービスを開発し、国内の携帯電話事業者および携帯電話機メーカーによる採用促進を図るとしている。また将来、欧米やアジアなどの海外でも同技術を展開する。
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