ジャストシステムは1月22日、メールの高精度な振り分けや自動処理を可能にするコンタクトセンター向け電子メール管理システムGrowVision EMSを3月10日に発売すると発表した。同システムは、同社の分類/解析エンジンConceptBaseをベースとしている。
顧客と企業との接点であるコンタクトセンターでは、従来の電話やファクスによる問い合わせに加え、ウェブフォームや電子メールによる問い合わせが急増しているという。「そのなかで、ITによるサポートコスト削減や、素早い対応と適切な回答による顧客満足度向上が求められる」(同社)
GrowVision EMSは、同社の自然言語処理技術を活用して電子メールの内容を解析し、文章の意味や意図を解釈する。その上で電子メールの自動分類、回答文の自動作成、適切な担当者への自動エスカレーションを行うので、「オペレーター業務の効率化や生産性/顧客対応の向上といったメリットが得られる」(同社)。さらに、顧客対応履歴を一元管理することで、統計出力やリアルタイムのモニタリングなど、電子メールログのさまざまな分析が可能になる。
同システムの主な特徴は以下の通り。
GrowVision EMSの価格は950万円から。対応OSは、サーバがRed Hat Enterprise Linux ESまたはWindows 2000 Server、クライアントがWindows XP(SP1以上)/ME/98(SP1以上)/2000(SP3以上)/NT 4.0(SP6a以上)。対応データベースはOracleとSQL Server。UnixやDB2にも順次対応する予定。
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