日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は1月13日、カラーレーザプリンタの直接販売事業を強化すると発表し、直販専用モデル2機種を同日より販売開始した。また、モバイルプロジェクタの新製品を1月15日から販売することも明らかにした。
HP Color LaserJet 3500シリーズ | |
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今回発表されたカラーレーザプリンタはA4 サイズに対応するHP Color LaserJet 3500と同3700の2機種。それぞれ標準小売価格は7万9800円から、12万9800円からとなっている。いずれも4色のプリントカートリッジを縦に配置し、紙を1回送っただけでフルカラー印刷ができる垂直インラインエンジンを採用。これにより1ドラム方式に比べ高速な印刷が可能になった。3500では毎分12ページ、3700では毎分16ページの印刷が可能という。
米IDCの調査によると、2002年の世界市場におけるHPのカラーレーザプリンタ事業はシェアが30.2%と首位の座にある。しかし日本ではセイコーエプソン、リコー、キヤノンの3社が強く、シェアを伸ばせずにいた。日本HPでは今回の新製品の投入によって、モノクロレーザプリンタからカラーレーザプリンタへの移行を訴えるとともに、直販によって中小・中堅市場を拡大したい考えだ。
日本HP 執行役員 イメージング・プリンティング事業統括の滝澤敦氏によると、A4カラーレーザプリンタ市場は年率30%以上の成長が予測されているという。また、日本HPが中小・中堅企業に対して行ったアンケートの結果から、半数以上の企業がベンダーからの直接購買に関心を持っていると自信を見せた。
Color LaserJet 3500/3700は日本HPの販売代理店であるHP DirectpartnerやDirectsellerを通じても販売されるとしている。
縦置きのモバイルプロジェクタも発表
HP Digital Projector mp3130 | |
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日本HPは同日、モバイルプロジェクタのHP Digital Projector mp3130も発表した。同社の代理店を通じて販売を開始し、1月下旬からはHP Directplus オンラインストアやHP Directplus コールセンターでも販売される予定。HP Directplusでの価格は26万8000円となっている。
mp3130はDLP方式を採用し、1800ルーメンの明るさを備える。重さは1.7kgで、縦型デザインのため従来の4分の1の設置面積で済む点が特徴だ。縦置きのデザインは「業界唯一」(日本HP イメージング・プリンティング事業統括 コマーシャルマーケティング・営業本部 本部長の佐藤孝之氏)という。オプションの「スマートアタッチメントモジュール」にはコンパクトフラッシュカード対応のカードスロットやLANポート、USBポートスロットが装備されており、無線LAN接続などに対応する。オプションの発売は3月の予定となっている。
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