米AMDと米インテル、チップにウイルス対策機能を搭載へ

 ラスベガス発――米Advanced Micro Devices(AMD)と米Intelは、マシンへの攻撃が行なわれる前に、プロセッサが攻撃の多くを阻止できる技術をまもなくリリースする計画だ。

 AMDのAthlon 64に含まれるAMDの「Execution Protection」は、コンピュータへの攻撃でしばしば用いられるバッファオーバーフローを防ぐ技術だ。バッファオーバーフローは、コンピュータのメモリ容量を超えるデータを入力してプログラムを暴走させ、悪意のあるプログラムをメモリに紛れ込ませるという攻撃だ。メモリに紛れ込んだプログラムは、その後プロセッサに実行される。

 Execution Protectionではバッファ内のデータは読み取り専用なので、悪質な行為を防ぐことができる、とAMDのマーケティングディレクター、John Morrisは8日(米国時間)の「Consumer Electronics Show(CES)」でのインタビューで述べている。

 「現行のプロセッサでは、メモリオーバーフローで挿入されたプログラムは、すべて実行できてしまう。Execution Protectionでは、バッファは読み取り専用になる。プログラムが実行されることはない。」(Morris)パソコンの電源がオフになれば、悪質なプログラムは害をもたらすことなく破棄される、とMorrisは述べた。

 この回路は、既存のAthlon 64チップにすでに内蔵されているが、この機能はまだ利用できない。米Microsoftが第2四半期初めにリリースする予定のWindows XPのService Pack 2で、この機能が利用可能になる。AMDはそれまでに、この技術に人々に受けそうな名前を付ける、とMorrisは述べている。

 コンピュータメーカーらによると、Intelも来月発売のPentium 4拡張バージョン、Prescottに同様の技術を導入するという。Intelはコメントを差し控えている。

 当然のことながら、セキュリティは数十億ドル規模の問題となっており、その勢いが衰える気配はほとんどない。こうしたウイルス対策技術は、セキュリティに関する深刻な悩みの種の1つを解決する可能性がある、とMorrisは言う。

 昨年被害をもたらしたいくつかのワームでは、バッファオーバーフローが利用されていた。Microsoftがリリースした過去2年間のWindowsセキュリティアップデートのうち約50%は、当時この技術が存在していれば不要だったかもしれない、とAMDとMicrosoftは分析している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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