米マイクロソフト、「HTMLアプリケーション」の特許を取得

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 米Microsoftが、ウェブプロトコルを使って書かれた新しいタイプのアプリケーションに関する特許を取得した。このアプリケーションは、セキュリティに関するブラウザの制約がないの特徴である。

 米Microsoftは9日(米国時間)、HTMLでWindowsアプリケーションを記述することについての特許を米特許商標庁から承認された。この方法により、ブラウザの内蔵セキュリティ機能を迂回することが可能になる。

 申請書類によると、この特許(登録番号6662341)は、ブラウザではない独自のウィンドウで動作する、標準的なHTMLファイルの記述方法を記したものだ。つまり、この提出書類によると、HTMLアプリケーションの作者は、ブラウザのセキュリティ制約を受けずに済むようになる。このようなセキュリティ上の制約が緩和されれば、ユーザーのローカルコンピュータのデータの読み書きや、フレームを利用した異なるドメインでのスクリプト実行などが可能になる。

 今回の特許取得により、MicrosoftがHTMLアプリケーションと呼ぶ、新たなファイルタイプへの準備が整ったことになる。HTMLアプリケーションとは、ブラウザの外で実行できるスタンドアローンアプリケーションとしてWindowsに認識されるものである。

 「既存のWindowsアプリケーション開発環境では、ほとんどの場合、C++やVisual Basicなど専門のコンピュータ言語の知識が必要になる。専門のコンピュータ言語を学習するのは、技術に詳しくない人々には困難なことが多い。しかし、技術の専門家でなくても、HTMLや、VBScriptやJscript(MicrosoftがJavaScriptを実装したもの)といったスクリプト言語なら利用できる人は多い」と特許書類には記されている。

 HTMLやスクリプト言語はウェブブラウザの内部で稼動するため、ブラウザのユーザーインターフェースやセキュリティ機構を継承することになる。「技術に詳しくない人々でもHTMLやスクリプト言語の知識を持っていることから、こうした既存知識を活かしてWindowsアプリケーションを実装できるようにすることには利点がある」と、特許書類には書かれている。「こうしたアプリケーションでは、独自のユーザーインターフェースエレメントを定義したり、信頼できるコードとしてシステム上で実行することが自由にできるようになるはずだ。この発明はそうした結果を得るためのものである」(特許書類より)

 Microsoftの特許は、プラットフォームに依存せず、LinuxやUnixなどを含む全てのオペレーティングシステム(OS)に適用可能である模様。OSは、HTMLアプリケーションのファイル拡張子「.hta」によって、ファイルがアプリケーションとして実行可能なことを識別することになる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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