米Appleは、同社の一体型iMacデスクトップモデルに大画面の液晶モニターを採用した。
同社は米国時間18日、20インチ画面を採用した新しいiMacを発表した。同時に、Power Mac G5シリーズの更新も行い、1.8GHzのデュアルプロセッサ搭載モデルを新たに追加、一部の従来製品では価格の引き下げを実施した。新たに登場したデスクトップモデルは、iMacではマルチメディア処理に適した同シリーズの魅力を増し、またPower Macでは購入を検討するユーザーの選択の幅を拡げることになると、同社は声明のなかで述べている。
新たに登場したiMacの画面は、最大で1680 x 1050ピクセルの解像度を持つもので、2枚の書類を横に並べて眺めることができ、またビデオ編集などを行う際には、これまでよりも余裕をもって作業を進めることができるという。
20インチのiMacは1.25GHzのPowerMac G4プロセッサを搭載し、メモリー256MB、80GBのハードディスク、米NvidiaのGeForce FX Ultra 5200グラフィックチップ、それにAppleのSuperDrive DVD-R/CD-RWドライブを積んでいる。価格は2199ドル(日本では24万9800円)ですでに発売されている。
Appleによると、20インチのiMacの登場は、9月にアップデートされた15インチと17インチのiMacに続くもの。17インチのほうは20インチモデルと同じ構成で1799ドル(日本では19万9800円)に値下げになったという。
いっぽう、デュアルプロセッサになった1.8GHzのPower Mac G5のほうも、2499ドル(同29万9800円)で発売になっており、これは同シリーズのデュアル2GHzマシンより500ドル(同5万円)も安いと同社は述べている。
この新しいマシンには、米IBM製の1.8GHzで動作するPowerPC 970チップが2基搭載されている。また512MBのメモリー、160GBのハードディスク、Nvidia GeForce FX Ultra 5200グラフィックチップ、そしてSuperDriveを搭載。2基のプロセッサは各々900MHzの転送速度を持つフロントサイドバス(FSB)で直結されている。FSBはこのプロセッサへデータが送り込まれるスピードを示すものだ
デュアル1.8GHzモデルの導入に合わせ、AppleではPoweMac G5シリーズの製品ラインアップを更新した。新しいデュアル1.8GHzモデルは、これまでのシングル1.8GHzモデルに置き換わるものだが、旧型に比べて100ドル高くなっただけだ。
さらに同社は、唯一のシングルプロセッサ搭載モデルとなる1.6GHzのPowerPC G5の価格を引き下げた。これにより、256MBのメモリー、80GBのハードディスク、そしてSuperDriveを積むモデルは、これまでの1999ドル(同24万4800円)から1799ドル(同19万9800円)となった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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