ビー・ビー・ケーブル、米大手映画会社のMGM子会社と提携

永井美智子(CNET Japan編集部)2003年11月17日 19時57分

  ビー・ビー・ケーブルは11月17日、米大手映画会社のMGMの子会社であるMGM インターナショナルテレビジョンとビデオオンデマンド(VOD)サービスに関してライセンス契約を締結したと発表した。これにより、ビー・ビー・ケーブルが運営するYahoo! BBのADSL回線を利用した放送サービス「BBケーブルTV」において、MGMが持つ作品をVODで見られるようになる。

  BBケーブルTVは2002年12月に東京23区内で無料試験サービスを開始し、2003年に本サービスをスタート、その後7月にはサービスエリアを1都3県に拡大している。10月1日から新規加入者に対して最大2カ月の月額基本料金を無料にしたほか、2週間のVODコンテンツを見放題にしたことで、「1日あたり数百件ベースの受注を得ている」(ビー・ビー・ケーブル取締役の楜澤悟氏)という。現在の会員数は未公表だが、ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は同社の連結中間決算発表の式場において「BBケーブルTVの加入者数は数千件の下の方」と述べている。

  BBケーブルTVはYahoo! BBの加入者を対象にしたサービスで、ケーブルテレビのように24時間放送されるチャンネルのほか、見たいときにコンテンツを購入して視聴するVODサービスの2種類がある。利用料は加入契約料が9800円、月額利用料が2500円となっている。

ビー・ビー・ケーブル代表取締役社長の橋本太郎氏

 今回MGM インターナショナルテレビジョンとの契約が成立したことで、ビー・ビー・ケーブルはUniversal Studios、FOXに続き米大手映画会社3社の映画配信権を得たことになる。BBケーブルTVのVODコンテンツは11月末で1600タイトル、12月末には2000タイトルになる予定という。

 楜澤氏は、利用者のVODコンテンツ購入傾向についても紹介した。それによると、VODを利用する顧客は特にヘビーユーザーが中心といい、有料VODコンテンツを月5本以上購入する人が購入者全体の19%、2〜4本購入する人が41%に上るという。カテゴリー別の購入傾向としては、アダルトを除いた場合、新作洋画が全体の50%、アニメが24%を占めるとのことだ。

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