米Dellや米GatewayなどのPCメーカーは米国時間11月3日、米IntelのPentium 4 Extreme Edition(Pen 4 EE)を搭載したデスクトップモデルを、ゲーム市場向けに投入した。
これらの新型PCは、主にマニアやゲーム愛好者の市場をターゲットにしている。このような購入者層は通常、市場で最も速く、最も優れた技術を、価格にかかわらず追い求める。たとえば、Gatewaysが新しく発表した700GX Gaming PCの価格は3299ドルで、160Gバイトのハードディスク、3.2GHzのPen 4 EE、そして512Mバイトのメモリが搭載されている。
Intelがこの夏に製品計画に加えたPentium 4 Extreme Edition は、Pentium 4の既存バージョンと同じ3.2GHzで動作するが、ただしキャッシュは4倍となる2Mバイトを搭載する。
同チップは、Intelが数カ月前から販売しているサーバ向けのXeonチップと事実上全く同じ構成となっている。アナリストによると、Advanced Micro Devices(AMD)が9月にリリースしたAthlon FX-51と張り合うために、IntelはXeonsをデスクトップPC用に仕立て直したという。
同様に、現在米AlienwareのPCに搭載されているAthlon FX-51自体も、サーバ向けのOpteronチップを仕立て直したものだ。
パフォーマンスの点では、Athlon FX-51がIntelの現行チップを多くのベンチマークテストで上回っている(Athlon FX-51は、32および64ビットのソフトウェアを動作可能だが、現在パフォーマンス上の最大の利点となっているのは、統合されたメモリコントローラとHyperTransportのリンクだ)。したがって、Pen 4 Extreme Editionは、IntelがPrescottチップ登場までパフォーマンスの溝を埋める役に立つはずだ。
つなぎの製品のようにも見えるExtreme Editionチップだが、Intel幹部の話では、Prescott登場後も各種バージョンが投入される可能性が高いという。一般に、キャッシュの容量を追加すると、低コストかつ短時間にチップのパフォーマンスを押し上げることができる。
Pentium 4 Extreme Editionの価格は、1000基以上の大量納品時で925ドルとなっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」