英ハッカー裁判-10代の少年は結局無罪に

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 米ヒューストン港のITシステムに対して、DDoS攻撃を行った罪に問われていた英国のティーンネージャーに、無罪の評決が出された。

 この陪審判決は、ロンドンのSouthwark Crown Courtで17日に言い渡された。被告および検察の双方が、攻撃はCaffreyのコンピュータから仕掛けられたことを認めたが、被告側ではCaffreyのコンピュータが、トロイの木馬を使ったハッカーに乗っ取られていたと主張していた。

 19歳のAsron Caffreyは、エリートハッカーグループの一員であり、DDoS攻撃を仕掛けたスクリプトおよび脆弱性のある1万1000以上のサーバのIPアドレスを、自分のコンピュータ内に保持していたことで罪に問われていた。

 米国の警察は、2001年9月20日に行われた攻撃に関して追跡を行った結果、Caffreyの自宅にあるコンピュータを突き止めた。この攻撃は、南アフリカのサーバにあるチャットルームで、米国を非難した「Bokkie」と名乗るユーザーを、このIRCのチャットルームから追い出すためにCaffreyが仕掛けたとされていた。Caffreyは、当時ガールフレンドだったJessicaがアメリカ人であることから、このコメントに対して気分を害し、犯行に及んだとの疑いが持たれていた。

 しかし、先週証拠を提出したCaffreyは、Jessicaは当時の自分のガールフレンドで、1年以上の付き合いがあったが、但し2人の関係はインターネット上でだけのものだったと主張。2人は実際には会ったことがなかったという。

 Caffreyは攻撃に関する情報を全て否定し、ログファイルの形式をとる攻撃の証拠は、仕組まれたものだと主張した。だが、この主張は、この公判で専門家として証言台に立ったNeil Barrettに論破された。同氏は法廷で、被告のコンピュータを調べ、データブロックの物理的な位置を検証したが、ログファイルが事件発生後に変更された形跡はなかったと述べていた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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