電子フォーム標準「XForms」が確定

 ウェブ関連で主導的立場にある標準化団体は14日(米国時間)、成長する電子フォーム市場に投入されるXForms標準の最終仕様を公開した。

 XFormsは、インタラクティブな書式作成を念頭に置いたXMLの実装の1つで、データベースや顧客関係管理(Customer Relationship Management: CRM)システムといった企業のコンピューティングリソース間でデータを自動的にやりとりできるよう設計されている。WWW Consortium(W3C)は、Webで最も多く利用されているHTMLベースの書式の制約に対処するため、数年前からXFormsの策定に取り組んできた。14日にリリースされたXForms 1.0の「勧告」は、同標準の採用および公開に向けた最終段階を示している。

 コンピュータ関連大手の米Microsoftや米Adobe Systemsなどは、社内データの入力と交換を自動化する将来最も有望な手法の1つとして、電子フォームに着目してきている。

 Microsoftは来週、同社のOffice Systemファミリーに含まれる新しいアプリケーション「InfoPath」をリリースして、電子フォームの市場に参入する。InfoPathを導入した企業では、社員がXMLベースのフォームの作成、表示、記入ができるようになるが、当初は人事などの社内ビジネスプロセスが主な対象になる見込みだ。

 Adobeも、紙に印刷して記入するための書式を電子配付する目的で、既に普及している同社のPDFにXML機能を追加し、電子フォーム市場での利益確保を狙っている。

 しかし、MicrosoftのアプローチでもAdobeのアプローチでも、書式の表示や加工には専用のクライアントソフトウェアが必要となる。電子フォームを専門にする小規模な米Cardiff Softwareや米PureEdge Solutions、そして米IBMや米Sun Microsystemsといった大手など、ほかのソフトウェアメーカー各社は、どのウェブブラウザからでも表示や利用が可能な書式作成のためのオープンなアプローチとして、XFormsの普及に務めている。

 IBMの新興技術担当バイスプレジデント、Rod Smithは声明の中で、「XFormsは、電子的なウェブトランザクションをオープンかつ相互運用可能な方法で確実に行うための、カギを握っている」と述べている。

 また、Sunのデスクトップソリューション担当バイスプレジデント、Curtis Sasakiによると、同社はStarOfficeソフトウェアの将来バージョンにXFormsベースの機能を組み込むという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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