米Egeneraは米国時間6日、最新のIntel Xeonプロセッサを搭載するブレードサーバを発表した。ブレードサーバを専門にする同社は先週も低価格システムをリリースしたばかり。
Egeneraの発表したデュアルプロセッサブレードには、米Intelが6日に発表したXeon/3.2GHzチップが搭載されている。同社はまた、Xeonの初期バージョンを採用したデュアルおよび4プロセッサのシステムも販売している。
米RLX Technologiesや米Network Enginesといった独立系のサーバ専門メーカーは、これまで経済的に厳しい状況下で実績のある大手コンピュータメーカーとの競争に苦戦してきた。Egeneraも、米IBM、米Hewlett-Packard(HP)、そして米Sun Microsystemsなどと競合するが、これまでのところニッチ市場、特に金融サービス分野の顧客開拓に成功している。
EgeneraのBladeFrameシステムは、冷蔵庫ほどの大きさのシャシーに、複数のサーバを横置きにマウントしたもので、特別なハードとソフトを使い、あるブレードから別のブレードへとタスクを移動させることで、変化する作業負荷に対応したり、障害を起こしたハードウェアを迂回することが容易にできるようになっている。
しかし、これまでのEgeneraシステムは数十万ドルという高価なものだった。そこで同社は先週、BladeFrame ESという小型の低価格モデルを販売し始めた。
Egeneraによると、標準の19インチ型コンピュータラックに対応したESシャシーは、最高6台のブレードサーバを収容できるという。また、フルサイズのBladeFrameは24台のサーバを収容することができ、ラックは不要となっている。
Egeneraの製品マーケティング/管理担当バイスプレジデント、Susan Davisによると、BladeFrame ESの価格は9万ドルから最高25万ドルで、いっぽうハイエンド向けのBladeFrameは15万ドルから約70万ドルだという。
同社のサーバは、Red Hat Enterprise LinuxもしくはMicrosoft Windows Server 2003が動作する。
Egeneraは先週、ハードウェアは日本以外のすべての地域、そしてソフトウェアは全世界で、Unisysが顧客のサポートにあたるという契約を結んだことも明らかにした。Davisによると、日本ではCTCテクノロジーズがハードウェアをサポートし、Egenera自体でも全世界でハードウェアを直接サポートするという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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