ドイツのソフトウェアメーカーSAPは30日(現地時間)、新しいWebサービス技術への取り組みに対する支持を集めるために、パートナープログラムを立ち上げた。
このパートナープログラムは、ソフトウェア開発者に対して、ビジネスアプリケーション開発用にSAPの特別なツールセット及びインターフェースの使用を許されていることを示す「SAP公認の証明」を出し、また開発したソフトウェアには「Powered by SAP NetWeaver」という認定を与えるというもの。NetWeaverは、SAPが今年始めに開始した取り組みで、ビジネスシステム構築を簡素化するために、Webサービス技術を使うよう各社に薦めている。
SAPの公認ラベルが付いたソフトウェア商品は、JavaまたはSAP独自のプログラム言語で書かれており、SAPのウェブアプリケーションサーバーまたはビジネスポータルソフトウェア上で動かせると、SAPが自社ウェブサイトに掲載した声明のなかには書かれている。
SAPの話では、ビジネス向けシステムを構築・カスタマイズするのに、NetWeaverと併せて、米IBM製のJavaをベースにした人気の高い開発用ツール、WebSphereを使うこともできるという。また同社は、米MicrosoftのBizTalk ServerおよびびVisual Basic .Net製品向けにも、類似のサポートを提供する予定だ。
今回発表された「Powered by SAP NetWeaver」プログラムのパートナーには、ソフトウェアメーカーの米Merantや米Metreo、米TimeVision、米Trigo、米Vertexが含まれる。ほかに200社の「NetWeaver認定」企業が、SAPのNetWeaverとインターオペラビリティがある製品を販売する。
さらに、SAPは、新しいソフトウェア商品Master Data Managementを、予定通り発売したと発表。この製品は、SAPが販売する数多くのアプリケーションのひとつで、様々なビジネスシステムからのデータを同期・統合するために作られており、顧客が首尾一貫した記録を残せるようにするものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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