富士通の100%子会社である米Fujitsu PCは8日(米国時間)、従来型のタブレット型コンピュータと、コンバーティブルタイプのノートPCの両方を販売する初めてのメーカーとなった。双方の機種とも、オペレーティングシステム(OS)は、米MicrosoftのWindows XP Tablet PC Editionを搭載している。
Fujitsu PCは、新たに発表した「LifeBook T3000」で、同社のタブレットPC「Stylistic」およびノートPC「LifeBook」両シリーズの長所を取り入れた設計を行っている。これは、医療・医薬業界の顧客からの要望を取り入れたものだと、Fujitsu PCのプロダクトマーケティングディレクターを務めるPaul Mooreは説明している。
同社は昨年11月に、従来型のタブレットPC「Stylistic ST4000」を発売している。これはOSにWindows XP Tablet PC Editionを搭載した同社初の製品だった。
LifeBook T3000では、ペン入力による手軽なメモ書きや書き込みができ、また長い文章の作成にはノートPCのキーボードが使える。
他のコンバーティブルなタブレットPCのように、LifeBook T3000はクラムシェル型デザインを採用、特別なヒンジを使って接続したスクリーンは180度回転させたり、キーボードのうえに畳み込んで、タブレットとして使えるように設計されている。
このデザインは、Microsoftがペン入力主体のWindows XP Tablet PC Editionを昨年後半に発売した際に、東芝などが採用して人気を呼んだものだ。
新型モデルLifeBook T3000は、12.1インチディスプレイを搭載。米IntelのCentrinoシリーズのチップを採用している。
同製品の価格は1799ドルからとなっており、この機種は1.4GHzのPentiumM、802.11b無線モジュール、メモリ256M、40GBのHDDという構成になっている。
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