米DellとSonyは今秋、それぞれ初めてとなるWindows XP Media Center OS搭載PCを発売すると、それぞれの計画に詳しい情報筋がCNET News.comに語った。
両社とも、米MicrosoftからWindows XP Media Center OSの初めてのバージョンがリリースされた際には、これを搭載したパソコンを発売しなかった。だが、今月末に予想される同OSの新バージョンの登場に合わせて、この市場に参入すると見られている。Microsoftは9月30日(米国時間)に、Media Centerの次期バージョン(コードネームHarmony)を発表するイベントを全米各地で行う計画だ。
情報筋の話では、Dellは、ラップトップとデスクトップの両タイプで、Media Center搭載機種を発売する予定だという。これについて、Dellの代表者はコメントを差し控えている。
いっぽう、SonyではMedia Center OSと独自ソフトのGigaPocketを組み合わせたPCを発売すると見られている。GigaPocketは、テレビ番組を録画したり、DVDに記録するためのアプリケーション。Sonyの代表者もまたコメントを差し控えた。
Microsoftでは、今月末の複数都市同時開催イベントで、Media Center OSの最新版を発表するとともに、新たに参入するPCメーカーや、既に参入しているPCメーカーがリリースする新機種を発表すると見られている。Media CenterはWindows XPの特別バージョンで、TV番組の録画や音楽再生、写真の表示などのタスクをリモートコントローラからの操作で行える。
同社は、新しいバージョンで、現在のバージョンで批判のあった点を改善するだけでなく、たとえば更に多くのタイプのストリーミングメディアをサポートするなど、新しい機能を追加すると見られている。
アナリストの予想では、Dellやその他のメーカーが新たに市場に参入することで、Media Center OS搭載のパソコンでは、エントリーレベルの機種の価格が下がるという。これまでMedia Center搭載パソコンは、デスクトップ機で1000ドル以上の価格で売られていた。ただし、米Hewlett-Packardはいくつかのモデルを1000ドル以下で販売している。
Media Centerは昨年10月に登場したが、HPが最初にこれを搭載したパソコンを発売した。米Gatewayや米Alienwareなどのメーカがそれに続き、また東芝はMedia Center搭載のノートPCを初めて発売した。なお、HPは今年年末までに、Media Center搭載のノートPCを発売すると語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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