米リンドウズ、ビジネス向けのマシンも発表

 コンシューマー向けLinux OSの発売元として知られる米Lindows.comは28日(米国時間)、小売店舗、政府機関、企業、教育機関向けに低価格コンピュータを発売した。

 169ドルで発売されたこのBusinessStationシステムは、LindowsのMyProfileサービスを使うことで、各マシンの電源投入や設定を管理者1人で一元管理できるようになっている。マシン1台あたり年間10ドルからとなる同サービスを利用すれば、管理者は各マシンを特定の作業用にカスタマイズできるようになる。

 BusinessStationは、Lindowsが7月に169ドルで発売したコンピュータ、WebStationと同様に、ハードディスクとフロッピードライブがない。なお、同社は今月初めにも、機能フル装備のKooBoxデスクトップコンピュータにフラットパネルモニタを同梱し、これを449ドルで発売している。

 Lindowsの最高経営責任者(CEO)、Michael Roberstonは、「我々がWebStationを発売した時、価格の安さとメンテナンス不要である点に多くの法人顧客から驚きの声が寄せられたが、それと同時に、キオスク端末、トレーニングラボ、学校、あるいはコールセンターといった、各社独自のアプリケーションに合わせてWebStationsをカスタマイズする必要性を訴える声もあった。BusinessStationでは、どのような企業、学校、官公庁でも、膨大な技術予算の確保、あるいは複雑なトレーニングやセットアップを必要とせずに、特定のインターネット関連作業に合わせてカスタマイズされたマシンが導入できるようになった」と声明の中で述べている。

 Lindowsによると、この新製品は既に資産管理会社のWireless Telematicsと、カナダのノバスコシア州にあるSouthwest Shore Development Committeeで利用されているという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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