米SAS Institute(SAS)は現地時間の8月25日、Javaベースの統合開発環境「Eclipse」の推進・支援団体「Eclipseコンソーシアム」に参加したと発表した。
SASのJava開発環境担当ディレクター、リッチ・メイン氏が同社を代表し、コンソーシアムの幹事会役員に就任する。同氏は今回の加盟に関して、「SASは開発コミュニティでのEclipseの支持率の高さを認識し、これまでSASが注力してきたユーザーへのJava、J2EEプラットフォームのサポートに基づいて、Eclipse向けにSASアプリケーション開発機能の提供を計画する」とコメントしている。
Eclipseコンソーシアムは、米IBMが主催し、米Borlandや富士通、米Red Hatなど大手ソフトウェアベンダ数十社が参加している団体。この8月1日には米Intelも加わった。
SASが同団体に参加することで、今後開発者はEclipseの一般的なJava開発ツールを使って、SASのデータウェアハウスや解析、ビジネス・インテリジェンス・ソフトウェアを統合できるようになるとSASでは説明している。
また、Eclipse幹事会会長のスキップ・マッゴーヒー氏が、SASの参加を歓迎するコメントを出している。「SASのビジネス・インテリジェンス市場における主導的役割によって、Eclipseのビジネス・インテリジェンス・ソリューションに関心を抱く全ての開発者に対する、コンソーシアムの影響力が大幅に拡大する」(同氏)
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