日本ヒューレット・パッカード(日本HP)と住商エレクトロニクス(SSE)は8月18日、SAN(Storage Area Network)環境のセキュリティ分野で協業し、ストレージ・データの暗号化ソリューションを提供すると発表した。
同ソリューションは、日本HPのディスクアレイ、バックアップ製品、SANスイッチ製品、NAS製品などで構成する「HP StorageWorksディスクアレイ・ファミリ」と、SSEが国内販売権を持つ米Decruのストレージデータの暗号化/復号化装置「DataFort」シリーズを組み合わせたもの。官公庁、金融機関、データセンター、セキュリティ事業者、通信事業者などの採用に向ける。
具体的な機能は、DataFort製品とHP StorageWorksファミリのSANスイッチを接続して、サーバマシンと同ファミリの製品間でやりとりされるデータを暗号化する。Decruが独自開発した暗号プロセッサを使って、財務、人事、営業といったデータを、ボリュームごとに暗号化処理するため、共有ストレージ内でも、各データを安全に保管・管理することが可能という。
また障害復旧用のバックアップディスクやテープのデータも暗号化する。このため「第三者がディスクやテープを入手しても解読は不可能で、ファイアウォールなどのセキュリティ技術だけでは防ぎきれなかったトラブルを防御できる」(両社)。
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