伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は8月5日、2004年度3月期(2003年4〜6月)第1四半期の決算を発表した。純利益は8億9800万円で、前年同期比41.5%増となり、大きく落ち込んだ前年同期の業績から回復した。
これまで同社の第1四半期純利益は、2001年度3月期が13億6200万円、2002年度3月期が20億2700万円、2003年度3月期が6億3500万円だった。また通年の純利益は、148億4200万円、120億8900万円、77億8300万円と下向きに推移していたが、2004年度3月期通年の業績予想では97億円に回復する見通し。
当期の売上高は485億9400万円となり、前年同期の550億100万円から11.6%減少した。営業利益は20億9900万円で前年同期の15億8400万円から32.4%増。経常利益は18億3500万円で前年同期の13億6600万円から34.3%増となった。
売上高が減少した理由は、携帯通信事業者の設備系インフラ投資が一巡した影響に加え、他業種においてもシステムインフラ投資が弱含みで推移したためとしている。一方で増益となった理由には、サポート事業収益の貢献、採算管理および経費抑制などがあったという。
事業別では、システム事業の売上高が391億3200万円となり、前年同期に比べて14.9%減少した。ただし営業損失は前年同期1億6900万円から改善して3900万円となった。サポート事業は、これまで販売したシステムに対する保守サービスが増加したため、売上高は同4.7%増の94億6100万円となった。サポート事業の営業利益は同7.8%増の33億8600万円。
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