ウェブポータルの米Yahooは9日(米国時間)、第2四半期の決算を発表した。オンラインマーケティングとプレミアサービス事業が引き続き好調に推移し、利益は事前の予想を上回った。
同社の第2四半期の売上は3億2140万ドルで、利益は5080万ドル(1株あたり8セント)。なお、前年同期の売上は2億2580万ドル、利益は2140万ドル(1株あたり3セント)だった。
First Callによると、ウォールストリートのアナリストらは、同社の売上高を3億1500万ドル、純利益を1株あたり8セントと予想していた。
またYahooは、同社の2003年の業績予想を引き上げた。同社は当初、今年の売上を11億4000万〜12億1000万ドルと予想していたが、今回12億6000万〜13億1000万ドルに上方修正した。
同社の減価償却前の経常収入--従来EBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)と呼ばれていたもの--は合計9730万ドル。前年は3500万ドルだった。しかしキャッシュフローは、2002年の1億300万ドルから9210万ドルに減少している。
これでYahooは5期連続で黒字を計上したことになる。今期は商用検索プロバイダの米Overture Servicesとの提携が奏功して利益を押し上げた。この提携により、OvertureはYahooサイトの検索結果ページ上部に、スポンサー企業による検索結果リストを表示するサービスを提供している。ウェブ利用者がそれらのリンクをクリックすると、Overtureは広告主から料金を徴収し、その料金をYahoo!と分け合う仕組みだ。またYahooは、有料サービスや、同社の主力事業であるオンライン広告の収入が、引き続き伸びていることも明らかにした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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