マイクロソフト、Windows 2000のパッチをリリース

 米Microsoftは米国時間26日、Windows 2000オペレーティングシステムのアップデート版を正式にリリースした。

 同社はこの「Windows 2000 Service Pack 4」で、さまざまなセキュリティ/互換性関連の各種修正を行い、USB 2.0とワイヤレスインターネット接続のサポートを追加している。

 同25日には、技術フォーラムサイトのNeowinがMicrosoftによるWindows 2000のサービスパック4へのリンクだとする情報を公開していた。同サイトではリンク先のダウンロードはService Pack 4の最終リリースだとしていたが、MicrosoftはService Pack 4を「近日中に配付する」とだけ述べ、正式には認めていなかった。

 Microsoftは米国時間26日に、同社がWindows 2000のライセンス契約を変更し、同ソフトウェアに組み込まれた特定の自動インターネットアップデート機能を無効にできるオプションを追加と正式に認めた。

 Service Pack 4のベータ(テスト)版は、Service Pack 3の最終バージョンが公開されて約2カ月後の2002年の10月には、テスターの手元に届いていた。Service Pack 4には、これまでの各サービスパックに含まれるバグ修正がすべて含まれている。したがって、これまでのサービスパックを全くインストールしていない場合でも、Service Pack 4をインストールすればOSが最新になる。

 Microsoft会長のBill GatesはWindows 2000が最初に登場したとき、「信頼性確保のための画期的な手法を取り入れた」とし、Windows 95以来最も重要な製品だとして同オペレーティングシステムを賞賛した。だがこれと同じ頃、Microsoftのある重要なデベロッパーが、6万3000箇所もの欠陥やバグが分かっていることを理由に、同オペレーティングシステムを嘲笑していた。そして、最初のサービスパックは発売から半年も経たないうちにリリースされた。最新のサービスパックには約675のバグ修正が含まれているようだ。

 この新ソフトウェアは「Windows 2000 Professional」、「Windows 2000 Server」、「Windows 2000 Advanced Server」、そして「Windows 2000 with the Server Appliance Kit」など、Windows 2000の各種バージョンをアップデートできる。同アップデートはMicrosoftのWebサイトからダウンロード可能で、CDでも提供される。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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