米Microsoftは25日(米国時間)、Windows 2000 ServerおよびWindows Media Player 9で発見された欠陥を修正するプログラムをリリースした。
Windows Media Service for Windows 2000 Serverのなかで見つかった欠陥は、攻撃者が同ソフトウェアを稼動しているサーバー上で、悪意あるプログラムを走らせることを許すもの。また、もう1つの欠陥は、Windows Media Player 9が動いているPCで、ミュージックライブラリのデータが外から見られてしまうというものだ。
第1の欠陥について、Microsoftでは4段階で上から2番目にあたる「important」としているが、これは「バッファ オーバーフロー」として知られるメモリの問題によるものである。サーバーへの侵入者が、こうした欠陥をついて、コンピュータをクラッシュさせたり、悪意のあるコードを実行したりすることがよくある。
Windows Media Serivcesは、デフォルトではインストールされていないため、この欠陥による脅威は多少軽減されている。このソフトウェアをインストールするためには、サーバー管理者側で要求を出さなくてはならないようになっていると、同社では説明している。Windows 2000 Server、Datacenter Server、Advanced Serverが、この欠陥の影響を受ける可能性がある。
第2の欠陥のほうは、MicrosoftのWindows Media Player 9をインストールしてあるシステムに影響を与える。この欠陥をついた攻撃者は、Media Player 9がPC内にあるライブラリデータにアクセスのに使うActiveXコントロールを呼び出せてしまう。このセキュリティ ホールは、部外者がメディアライブラリの情報を読むことを可能にするので、最悪の場合、被害を受けたPC所有者のプライバシーが脅かされる。Microsoftでは、この脅威を「moderate」なものとしている。
Microsoftでは、先週末あるメーリングリストで公開された、インターネットエクスプローラーのなかにあるセキュリティの欠陥を突き止めようとしているところで、現在もその問題について調査を続けている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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