ハンドヘルドメーカーの米Palmは米国時間24日、5月31日までの3ヵ月間にあたる第4会計四半期の決算を発表し、予想を上回る売上を計上した。赤字幅も、アナリストの予想よりも小さかった。
同社の第4会計四半期の売上は2億2580万ドルで、1500万ドル(1株あたり51セント)の赤字となった。前年同期の売上は2億3330万ドル、赤字幅は2750万ドル(1株あたり95セント)だった。
Palmは、諸経費を除いた第4会計四半期の赤字額を890万ドル(1株あたり30セント)と計上している。
業績調査会社のFirst Callによると、アナリストらは、売上1億8770万ドルで、1株あたり93セントの赤字を予想していたという。
Palmの最高経営責任者(CEO)Eric Benhamouは、Palmはほぼ全般的に「好調な勢い」に包まれて会計年度を終了した、と声明で述べている。
「経済状況は依然困難な状態が続いているが、株式価値を高めるチャンスはよくなったと考えている」(Benhamou)
Palmはライバルの米Handspringを買収中で、買収完了前に同社のオペレーティングシステム(OS)部門PalmSourceを分離独立させる予定だ。一方米MicrosoftはPalmの決算発表と時を同じくして、Palmの競合ハンドヘルドOSの新バージョン、Windows Mobile 2003 for Pocket PCを発売した。
Palmによると、同社の第4会計四半期のPalmハンドヘルド出荷台数は、約93万1000台だったという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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