ACCESSは6月5日、英Hutchison Whampoa Group(Hutchison 3G)の第3世代(3G)ネットワークサービスに対応した、NEC製の携帯電話「e606」「e808」の2機種に、ACCESSの最新ブラウザ「NetFront v3.0」が採用されたと発表した。
Hutchison 3Gは英国、イタリア、オーストラリアなどで3Gのワイヤレスネットワークサービスを展開しており、今後も世界各国での3G事業展開を予定している。NTTドコモの「FOMA」と同じW-CDMA方式ネットワークにより、「SSLに準拠した広帯域かつセキュアなワイヤレスインターネット環境を利用できる」(ACCESS)。
NetFront v3.0は、PDAや携帯電話端末などの情報家電向けブラウザ、NetFrontの最新バージョン。CSSやDHTMLなど、W3C(World Wide Web Consortium)の推奨仕様に準拠しており、ハードウェア資源の限られた小型携帯端末でインターネット閲覧環境を実現する。これまでシャープのPDA「ザウルスSL−A300/B500/C700」やソニーのPDA「クリエPEG−NX70V/NX60」など約230機種、8590万台の機器に搭載されている。
今後については、「3Gへの移行が全世界に波及するのは当然の流れであるため、日本の携帯電話市場で培った技術と経験を生かし、ワイヤレスインターネット市場の活性化に注力する」(ACCESS)という。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス