Appleは「MobileMe」のサービスを手直しし、「iTunes」ユーザー向けにデジタル書籍や楽曲の保存場所とすることを考えているようだ。
MobileMeは現在、カレンダー、アドレス帳、電子メールを保存できるオンラインストレージとして利用可能だが、Appleはこれをエンターテインメントおよびメディアのハブとしても利用することを検討していると、The Wall Street Journal(WSJ)が報じている。
また、Appleが現在、年間99ドル課金しているMobileMeを無料サービスにする可能性もあると、WSJは報じている。
インターネットを通じてコンピュータ処理のサービスを利用することを一般に「クラウドコンピューティング」と称するが、次世代のデジタルエンターテインメントが目指す方向もクラウドのようだ。Googleもクラウドでの音楽および動画サービスに着手していることが、米CNET Newsの取材で明らかになっている。Googleは今後数カ月内に音楽サービスを開始する準備が整うかもしれないという情報もある。
2010年に米CNET Newsは、映画および音楽業界の情報筋から、iTunesの幹部がクラウドサービスの構築を話し合っているという情報も得ていた。Appleはそれ以降、映画、テレビ番組、楽曲の、クラウドに対応するライセンス契約をそれほど進めていないと、この交渉に詳しい情報筋は語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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