ソーシャルメディアに関する調査--個人が発する情報を信頼するのは40%

Webマーケティングガイド2010年03月11日 08時00分

 Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同で、ソーシャルメディアに関する調査を行った。

 前回のソーシャルメディアに関する調査では、ネットサービスの利用度合いと、ソーシャルメディア上の友人との付き合い方について調査した。この結果、約半数がソーシャルメディア上の友人を実際の友人にしても抵抗がないと回答した。その一方、ソーシャルゲームの課金に関しては90%の人がまだ抵抗感を持っているようであることなどがわかった。

 今回のソーシャルメディアに関する調査は、「メディア接触意向編」と題して、ソーシャルメディアの利用が広がる現状で、TV、新聞、雑誌、ラジオなどマスメディアの利用意向がどう変化しているのかを調査した。

【調査結果サマリー】

  • ここ2、3年で最も接する時間の減少したメディアはテレビで、49.6%の人が減少したと考えている
  • 新聞、ニュース番組、ニュースサイトなど、情報自体を商品としているメディアの情報の信頼度は高い
  • PCからインターネットに接する時間が増えた人はここ2、3年で70.2%にものぼる
  • 1日に7時間以上PCからインターネットを利用しているユーザーは23.2%(仕事、プライベート含む)
  • モバイルからのインターネットの利用が月3時間以下の人が53.4%

 調査対象は、10代〜50代の男女500人。各性年齢別に50人ずつの均等割付とした。

Q1.ここ2、3年の間の情報を得るメディアに接する時間の変化(それぞれ単数回答)

 Q1ではここ2、3年の間にメディアに接する時間がどのように変化したのかを尋ねた。「大幅に増えた」と「少し増えた」をあわせたメディアへの接触時間の増加と、「少し減った」と「だいぶ減った」を合わせたメディアの接触時間の減少をまとめると以下のようになった。

  • インターネット(PC)は最も利用率の増加したメディアとなった。接触時間が増加したと回答したのが70.2%となったのに対し、接触時間が減少したと回答したのは3.0%だった
  • インターネット(モバイル)はインターネット(PC)に次いで増加率が大きく、27.0%の接触時間が増加し、接触時間が減少したのは17.2%となった
  • 新聞の接触時間が増加したのは11.2%、減少は37.6%
  • ラジオの接触時間が増加したのは10.6%、減少は41.8%
  • テレビの接触時間が増加したのは9.8%、減少は49.6%
  • 雑誌の接触時間が増加したのは9.0%、減少は47.8%

 この結果を見ると、4マスと言われるようなTVや新聞、雑誌、ラジオに対する接触時間は減少傾向が見られ、PCを中心にインターネットの接触時間が増加していることがわかる。

ここ2、3年の間の情報を得るメディアに接する時間の変化 ここ2、3年の間の情報を得るメディアに接する時間の変化

 Q1でメディアに対する量的な変化は把握することができた。Q2は、メディアに対する信頼度についてまとめる。

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