新生活も間近に迫り、引っ越しや就職、転勤などで慌ただしくしている方も多いこの季節。公共機関の移転手続きなどに追われていることもあるだろうが、何かとお得なこの時期に、ネットワーク回線を見直しはいかがだろうか。
PCはもちろんだが、最近では地上波デジタル放送をアンテナなしで視聴できるIP放送サービスが登場したほか、WiiやPLAYSTATION 3に代表されるゲーム機でも、オンラインゲームやダウンロードコンテンツが提供されるなど、高速なネットワーク回線の必要性は高まるばかり。
また、iPhoneのようなスマートフォンに加えて、一部の携帯電話がWi-Fiに対応し始めた。こうなると家庭内でも、どんどんネットワーク回線が必要な機器が増えていく。
さらにはSaaS型の各種サービスから、EvernoteやDropboxといった個人向けのオンラインストレージサービスまで、ネットワーク使用を前提としたサービスも次々と登場し、データをクラウドに置いて、好きなデバイスからアクセスするような機会も増すばかりだ。
新生活シーズンに合わせて、インターネット接続事業者(ISP)がさまざまなキャンペーンを実施するこの時期は、新たに高速なネットワーク回線を導入したり、ISPを乗り換えたりするのに最適な機会だ。
この特集では、ブロードバンド契約者の過半数を占めるFTTH(光回線)に限定して、ISPや回線事業者が提供するキャンペーンの特徴を取り上げる。第1回となる今回は、NTT東西を回線事業者として利用する主要ISPのFTTHサービスについて紹介する。
総務省が2009年10月にまとめた報告書では、FTTHの契約の約74%を占めているという発表もあるとおり、全国規模でサービスを提供する大手ISPから地方ISPまで、広く同社の回線を使っている。
またNTT東西インターネットサービスに加えて、IP電話の「ひかり電話」の利用や、フレッツ網を利用した映像サービスであるオプティキャストの「フレッツ・テレビ」なども利用できる。
NTT東西でキャンペーンの内容は異なるが、NTT東日本ではまず、新規契約で通常3万円近くかかる初期工事費が2100円となる。ただし、この2100円も会費無料のポイントプログラム「フレッツ光メンバーズクラブ」に新規入会すると2100円分のポイントが付与されるため、これに加入すれば実質の工事費は無料となる。フレッツ光メンバーズクラブのポイントは「Edy」「nanacoギフト」といった電子マネーや各種商品と交換できる。
月額利用料についても、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、北海道の各エリアでは2カ月、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県、新潟県、宮城県、福島県、岩手県、青森県、山形県、秋田県の各エリアでは1カ月無料となる。NTT東日本のウェブサイトから申し込めば、さらに無料期間が1カ月延長される特典も用意されている。
一方、NTT西日本では、エリアに加えてプランによっても特典が変化するので注意が必要だ。まず「フレッツ 光ネクスト ファミリータイプ」に申し込んだ場合、初期工事費が無料になるが、それ以外のプランでは工事費が3500円に割り引きされる。
加えて静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県で「フレッツ 光ネクスト ファミリータイプ」「フレッツ・光プレミアム ファミリータイプ」に申し込んだ場合、開通月を含めて最大12カ月間月額利用料が割り引きとなる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」