Googleは米国時間12月11日、2つの検索機能を発表した。検索結果ページを訪問させることなく、ユーザーに検索結果を提供することを目的とする。
まず、天気、時刻、飛行機の運行情報などを表示するユニバーサル検索が、「Google Suggest」ドロップダウンリスト(「天気 サンフランシスコ」といったクエリに対し、関連するクエリ候補を表示する箇所)に搭載されるようになった。またGoogleは、同社のブラウザ「Chrome」用のエクステンション「Quick Scroll」をリリースした。Quick Scrollは基本的に、Ctrl-F(ユーザー環境によってはCommand-F)で呼び出される基本検索機能のGoogle版である。
Googleはこれまで、「ニューヨークは今何時?」や「2ポンドは何キログラム?」といった簡単な質問に対する画像ベースの回答を提供していた。これまでは回答を得るにはもちろん、検索結果ページをクリックする必要があった。同社は、これに要する2秒間をユーザーから不当に奪ってしまっていると感じたようである。そこで、多くのクエリに対し、検索ボックスの下に表示される提案リストの中に直接、その検索結果を追加することにした。
一方Quick Scrollは、あるウェブページに対し、従来の「検索」コマンドよりもやや高い検索能力を提供する。例えば、あるユーザーがベルギーの路上でワッフルは売られているだろうかと考え、それを検索し、ウィキペディアのワッフルに関するページをクリックする、という例をGoogleは挙げた。このような場合、Quick Scrollは訪問先ページで小さなポップアップウィンドウを表示し、元の検索クエリと、そのページ上でその情報が得られるテキストへのリンクを提供する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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