Microsoftは米国時間10月18日、T-Mobileのスマートフォン「Sidekick」で消失したデータの復旧作業に時間がかかっていることを謝罪した。同社は、今週にはデータ復旧作業を開始できる見込みだと述べるとともに、すべてのデータの復旧には予想より時間がかかりそうだとも語った。
Microsoftは、同社のウェブサイトに掲載したプレスリリースで、今回の遅れの理由として、ユーザーの端末に情報を復旧する際に、データの整合性が取れなくなる危険性を確実になくすためだとしている。
「DangerとMicrosoftによる作業チームは、引き続き24時間態勢でデータ復旧処理に取り組んでいる。この作業に非常に長い時間を要していることは申し訳なく思っている。しかしわれわれは、ユーザーのデータの整合性を維持するために、あらゆる手を尽くしていきたいと考えている」と、Microsoftは記している。
Sidekickのデータサービスが大規模な障害によって中断した10月初め以来、多数のSidekickユーザーがデータを失ったままの状態になっている。Microsoftは一時、データのほとんどが失われてしまった恐れがあると述べていたが、先週の初めには状況が好転したことを明らかにし、その後、すべてではないまでも、ほとんどのデータを普及できる見込みだと語っていた。
「作業は確実に進展しており、今週には影響を受けたユーザーの連絡先データから復旧作業を開始したいて考えている。その後ただちに、残りのコンテンツ(写真、メモ、To Doリスト、マーケットデータ、およびゲームのハイスコア)に取りかかる予定になっている」とMicrosoftは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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