T-Mobileは米国時間10月12日遅く、同社携帯端末「Sidekick」ユーザーの情報を回復できる可能性があることを明らかにした。同端末向けにサービスを提供するMicrosoft傘下のDangerで先週発生した大規模なサーバ障害に端を発したこの問題では、障害の一部として、ユーザーデータの消失が発生したと言われていた。
T-Mobileは「その後の作業により、消失したコンテンツの一部を回復できる可能性が示された」と述べた。
永久にデータが失われたユーザーは、T-Mobileサービスまたは製品で有効な100ドルの「顧客感謝カード」が提供される、と同社は声明で述べた。
T-Mobileは、「該当するユーザーには、詳細を14日以内に提供する。ユーザー側では何もする必要はない」と述べた。「しかし、われわれは、顧客の大部分に対して、個人コンテンツの回復が可能だと依然見込んでいる」(T-Mobile)
今回の発言は、これまでの発言とは大きな変化を示している。同社およびMicrosoftは米国時間10月10日、同時点でユーザーの端末にないデータは永久的に消失したと述べていた。
週が開けた12日、両社からの正式なコメントはないが、データ回復作業に明らかな進展があったようだ。
T-Mobileは引き続き、サーバ復旧作業中は端末のバッテリを取り除かないこと、端末をリセットしないこと、バッテリ切れを発生させないことを、ユーザーに対して呼びかけている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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