宇宙関連のベンチャー企業であるアストロリサーチは2007年12月25日、東京地裁へ自己破産を申請し、同日、破産手続きの開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約10億円の見込み。
アストロリサーチは、宇宙関連機器および宇宙システム事業などを目的として、1996年6月に設立。人工衛星やロケットなどの地上管制局をはじめとするインフラに関する設計・開発・運用サービスや、人工衛星用機器・搭載機器・エンジン等の開発設計など宇宙関連サービスを手がけ、中国における合弁企業の立ち上げや国内宇宙開発プロジェクトへの参加により実績を伸ばした。また、2005年には、当時のライブドア代表取締役兼CEOであった堀江貴文氏と共同で宇宙旅行ビジネスを開始する構想が話題を呼んだ。
2004年3月期には、年売上高約22億9100万円を計上していたが、国内需要の鈍化や大型プロジェクトの頓挫などもあって受注低迷が続き、資金繰りが悪化したため、今回の措置となった。
破産管財人は池内稚利弁護士。債権届け出期間は2月12日までで、財産状況報告集会期日は4月14日午前10時となっている。
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