mixiが自社開発の検索エンジンに移行、ウェブ検索はYSTに

鳴海淳義(編集部)2007年07月02日 16時11分

 ミクシィは7月2日、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「mixi」内の検索機能をgooから自社開発の検索エンジンに切り替えた。

 今回の検索エンジン移行により、mixi内における日記やコミュニティの検索機能はすべて自社開発の検索エンジンによって提供される。

 この検索エンジンは「文字 N-gram」をいう手法を用いたもので、従来の検索エンジンに比べて検索漏れが少ないという。mixiの日記には、辞書に掲載されていない文字が見られたり、文字がきちんと並んでいなかったりする。こういった場合に効率よく検索できる技術として文字 N-gramによる検索エンジンを導入したという。

 同時に、ウェブ検索のエンジンも「Yahoo! Search Technology」(YST)に移行した。この検索エンジンはヤフーでも採用されている。

 オーバーチュアは今回のYST導入を機に、mixi のコミュニティ検索、日記検索、トピック検索、Web検索の各検索結果ページに検索連動型広告「スポンサードサーチ」を掲載開始した。なお、コミュニティ欄のカテゴリーページには2006年8月よりオーバーチュアのコンテンツ連動型広告「コンテンツマッチ」が掲載されている。

 mixiは自社開発の検索エンジンに移行した理由について、「自社のシステム強化を図るため。なるべく他社に依存しないシステムを目指している」としている。なお、ウェブ検索への自社開発検索エンジンの導入は現在のところ未定だという。

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