新しいスマートフォンを手にしたとき、ケースやフィルムをどうするか──というのは多くの人が悩むところかもしれない。
故スティーブ・ジョブズ氏は、カバーは美観を損ねる上、傷も味の一つであるとしてiPodにカバーを付けることを好まなかったと言われる。個人的にも、アップル製品はそのまま持つのが理想と思いながらも、やはり傷つけたくない気持ちもあり、ケースを付けたり付けなかったりを繰り返してきた。
実のところ、iPhone 5/5s時代、よく落とすくせにケースを使わずに過ごした結果、iPhoneの角がへこんだ。へこんでなにが問題があるかといえば、透明なフィルムがきちんと貼れなくなることだ。せめて背面や表面を透明なフィルムで保護を──と思っても、へこんだ角からゴミが入って浮いてくる。一部だけカッターなどで切っても、やっぱりうまくいかないのである。“角”の保護は大事!という結論にたどり着いた。
さて、iPhone 6にするにあたり、再びまたケースでも付けようと、まずは純正のiPhone 6レザーケース(赤)を購入した。ところが、数カ月もたたないうちに赤がだんだん黒っぽく変身してしまったのである。「レザーだし、それも味」と思えればよかったのだが、磨いてもあまり満足できなかったため、新たなケースを探し始めた。
条件は(1)できるだけシンプルで軽いこと。(2)長く使えそうなこと、の2点。そんな矢先に見つけたのが「The Radius」のケースだ。iPhone 5s時代にKickstarterからスタートし、一般販売されているもの。
素材は、剛性の高い6061アルミニウム製で、同社のウェブサイトによれば重さはiPhone 6なら約7g(.26oz)とある。iPhoneの4つの角をカバーするパーツと、それをつなぐ「X」のバーで構成されている。使用するビスはステンレス製。シンプルながら、重要な角はしっかり守ってくれそうなアイテムだ。iPhoneのカラーに合わせて選べるようになっており、価格もやや異なる。ゴールドの価格は米国で89.99ドル、購入したアシストオンでは税込みで1万584円で、単純に現在の為替を考えただけでも安いぐらいだ。いずれにしてもなかなかいい値段ではあるのだが、これなら2015年にiPhone 6s(という名前が踏襲されるかは不明だが)が出ても使えそうではないか!と思い、購入に踏み切った。
手にした第一印象は本当に軽い。中身が入っていないかと思うほどだ。ケースもおしゃれだ。取り付け時間は、数分程度。ビスがとても小さいく思ったよりも浅いので外れないか心配になったが、取り付けてから約1週間。いまのところ問題なさそうだ。
ついでに長らく買ったままになっていた手持ちのスワロフスキーロゴを付けてみたところ、なかなかかわいく仕上がり、自己満足しているこのごろだ。とはいえ、スマートフォンのケースはつねに新製品がでているもの。読者の皆さんもシンプルでオススメなケースがあったらぜひご一報いただけたら幸いだ。
組み立てまでは、下記フォトレポートでどうぞ。
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